概要
- カテゴリー
-
- Metadata content
- Flow content(
itemprop
属性がある場合に限る) - Phrasing content(
itemprop
属性がある場合に限る)
- 配置できる場所
-
- 上記カテゴリーの要素が置ける場所。
- 文字エンコーディングを指定しない
http-equiv
属性がある場合は、head
要素の子たるnoscript
要素の子として。 charset
属性又はhttp-equiv
属性で文字エンコーディングを指定している場合は、head
要素の子として。ただし、下記の条件をすべて満たさなければならない。- どちらか一方を1個以下しか置けない。
- この文字エンコーディングの指定はHTML文書の先頭から1024バイト内でしなければならない。
- 当該HTML文書が
iframe
要素のsrcdoc
属性値として記載されているものである場合は、配置してはならない。
- 内容モデル
-
- Void elementなので、内容はなし。
- 属性
-
- グローバル属性
name
→下記の表の値とその他。http-equiv
→下記の表の値。content
→name
、http-equiv
、itemprop
のいずれかの属性がある場合には、その属性値によって規定される値。name
、http-equiv
、itemprop
のいずれかの属性がある場合には必須で、charset
属性がある場合は指定してならない。charset
→HTML文書の文字エンコーディングを指定。utf-8
以外不可。XML構文では、この方法による指定は解釈されない。media
→適用対象を示すメディアクエリ。デフォルトは、all
。name
属性値がtheme-color
でない場合は、指定してはならない。name
、http-equiv
、charset
、itemprop
のいずれかの属性は必須で、かつ、これらを同時に指定してはならない。- 同一の
http-equiv
属性値を持つmeta
要素が複数あってはならない。
name
属性値に対応するcontent
属性値name
属性値content
属性値application-name
当該ウェブページが表すウェブアプリケーションの名前を示すテキスト。 author
当該ウェブページの著者のうちの一人の名前を示すテキスト。 description
当該ウェブページを説明するテキスト。 generator
当該HTML文書を生成するために使用されたソフトウェアパッケージの一つを示すテキスト。 keywords
当該ウェブページに関連するキーワードをカンマ区切りで列挙。 referrer
値は下記のとおり。アクセス又はリソース読み込みのときのリファラーヘッダに関するポリシーを指定する。詳細は、Referrer Policyを参照。 no-referrer
→リファラーヘッダを削除し、リファラー情報を送信しない。no-referrer-when-downgrade
→TLSで保護されたクライアントから信用に値し得ないURLへの送信の際は、リファラーヘッダを削除し、リファラー情報を送信しない。その他の場合は、リファラー情報を全部送信する。same-origin
→非同一オリジンからの要請に対しては、リファラーヘッダを削除し、リファラー情報を送信しない。同一オリジンからの要請に対しては、リファラー用に削った全部情報を送信する。origin
→ドメイン部分のみをリファラー情報として送信する(例:「https://example.com/example.html」からのアクセス→「https://example.com/」のみを送信)。strict-origin
→TLSで保護されたクライアントから信用に値し得ないURLへの送信の際は、リファラーヘッダを削除し、リファラー情報を送信しない。その他の場合は、ドメイン部分のみをリファラー情報として送信する。origin-when-cross-origin
→非同一オリジンからの要請に対しては、ドメイン部分のみをリファラー情報として送信する。同一オリジンからの要請に対しては、リファラー用に削った全部情報を送信する。strict-origin-when-cross-origin
→TLSで保護されたクライアントから信用に値し得ないURLへの送信の際は、リファラーヘッダを削除し、リファラー情報を送信しない。その他の場合で、非同一オリジンからの要請に対しては、ドメイン部分のみをリファラー情報として送信する。その他の場合で、同一オリジンからの要請に対しては、リファラー用に削った全部情報を送信する。unsafe-url
→リファラー用に削った全部情報を送信する。
theme-color
CSSにおける色指定値。ユーザーエージェントがページやインターフェースの表示をカスタマイズするために使用すべき色を示唆する。 color-scheme
normal
、light
、dark
。normal
以外の場合は、半角スペース区切りで複数指定可。カラースキームを指定する。http-equiv
属性値に対応するcontent
属性値http-equiv
属性値content
属性値content-type
HTML文書の文字エンコーディングを指定。 text/html; charset=utf-8
以外不可。なお、XML構文では、この方法による指定は禁止。default-style
style
要素又はrel
属性値がstylesheet
のlink
要素のtitle
属性値。デフォルトの代替スタイルシートのセットを指定する。refresh
秒数を示す非負整数、又は、「秒数を示す非負整数」+「; url=」+「妥当なURL」。リダイレクト又は自動更新を設定する。 content-security-policy
Content Security Policy仕様に基づく値。ただし、 report-uri
、frame-ancestors
、sandbox
を除く。セミコロン区切りで複数指定可。x-ua-compatible
IE=edge
以外不可。実態としては、Internet Explorerに対して、仕様により厳密に従うことを推奨することとなる。
- HTML構文におけるタグの省略
-
- Void elementなので、終了タグはなし。ただし、開始タグの末尾をスラッシュで閉じてもよい(
/>
)。
- Void elementなので、終了タグはなし。ただし、開始タグの末尾をスラッシュで閉じてもよい(
- 視覚系ブラウザのデフォルトとして期待されるCSS
-
meta {display: none;}
- ユーザーエージェントに対する特記事項
-
name
属性値がkeywords
のとき、content
属性値に指定されているキーワードについて、信頼性がないと考えられる場合は、当該キーワードを活用すべきではない。http-equiv
属性値がx-ua-compatible
であるときは、それを無視することが要求される(*仕様に従うのは当たり前であるから屋上屋を重ねる必要はない、という意味合いだと思われる)。
- 関連仕様
-
RDFaによれば、下記のとおり。
- 意味・用法
-
他のMetadata contentでは表せられないメタデータを表す。
HTML文書レベルのメタデータ、プラグマディレクティブ、文字エンコーディングを表すことができる。
アクセシビリティ関連
- リダイレクト又は自動更新は、ユーザーの意思を無視してウェブページを移動したり更新したりするものであり、アクセシビリティを妨げる(コンテンツをすべて読まないうちに、ウェブページが更新されたり移動されたりしてしまう可能性がある)(Techniques for WCAG 2.1 : G76, F41)。
- リダイレクト機能による経由用ウェブページが必要な場合は、0秒でリダイレクトすることにより、ユーザーにとっては当該経由用ウェブページ自体が存在しないも同然となるようにする(当該経由用ウェブページは、経由のためだけに存在し、ユーザーに読ませるコンテンツは一切ないものとする)(Techniques for WCAG 2.1 : G110, H76, F40)。
- ユーザーがブラウザ等のズーム機能を使用することを妨害することは、アクセシビリティを妨げる(Techniques for WCAG 2.1 : G142)。
私見・補足
将来的に、いくらでも機能を拡張できそうな要素である。