概要
- カテゴリー
-
- Metadata content
- Flow content(
itemprop
属性がある場合、又はrel
属性値がbody-okな値である場合に限る) - Phrasing content((
itemprop
属性がある場合、又はrel
属性値がbody-okな値である場合に限る))
- 配置できる場所
-
- 上記カテゴリーの要素が置ける場所。
head
要素の子たるnoscript
要素の子として。
- 内容モデル
-
- Void elementなので、内容はなし。
- 属性
-
- グローバル属性
href
→リンク先又はリソースのURL。blocking
→値は下記のとおり。半角スペース区切りで複数指定可(現状一種類の値しか指定できないので意味はない)。読み込む際に何を阻止するかを指定する。この属性を指定するのは、属性値がstylesheet
又はexpect
のrel
属性をもつ場合においてのみでなければならない。render
→レンダリングを阻止する。この状態は、スクリプトで解除処理をするか、閲覧文脈への接続が切断されるかのいずれかによって解除される。
color
→CSSにおける色指定値。ユーザーエージェントがウェブサイトをピン留めするときに目に付くアイコンの表示をカスタマイズするために使用することができる推奨色を定義する。rel
属性値がmask-icon
でない場合には指定してはならない。crossorigin
→値は下記のとおりで、空も可。空の場合は、anonymous
と同等。デフォルトは、anonymous
。別オリジン(→別ドメインなど)からの読み込みに対して、ユーザー認証情報の要否を指定する。anonymous
→ユーザー認証情報を求めない。use-credentials
→ユーザー認証情報を求める。
disabled
→ブーリアン属性。読み込んだスタイルシートの適用を無効化する。この状態は、スクリプト等を用いないと解除できない。rel
属性値にstylesheet
を指定してないlink
要素に、この属性を指定してはならない。hreflang
→リンク先又はリソースのBCP47の言語コード。imagesrcset
→画像のURLと「非負整数+小文字のw」(例:200w
)又は「非負浮動小数点数+小文字のx」(例:1.5x
)とを半角スペース区切りでセットとして指定(後者は必須ではない)。カンマ区切りで複数セットの指定可能。レスポンシブイメージのための設定。imagesizes
→auto
、又は「妥当なメディアクエリとCSSのlength値として許容される値とを半角スペース区切りでセットとして指定(前者は必須ではない)」。カンマ区切りで複数指定可。integrity
→サブリソースの改竄検証のためのハッシュ値。この属性を指定するのは、stylesheet
、preload
又はmodulepreload
を属性値として含むrel
属性をもつ場合においてのみでなければならない。詳細は、Subresource Integrityを参照。media
→リンク先又はリソースのメディアクエリ。デフォルトは、all
referrerpolicy
→値は下記のとおり。アクセス又はリソース読み込みのときのリファラーヘッダに関するポリシーを指定する。詳細は、Referrer Policyを参照。no-referrer
→リファラーヘッダを削除し、リファラー情報を送信しない。no-referrer-when-downgrade
→TLSで保護されたクライアントから信用に値し得ないURLへの送信の際は、リファラーヘッダを削除し、リファラー情報を送信しない。その他の場合は、リファラー情報を全部送信する。same-origin
→非同一オリジンからの要請に対しては、リファラーヘッダを削除し、リファラー情報を送信しない。同一オリジンからの要請に対しては、リファラー用に削った全部情報を送信する。origin
→ドメイン部分のみをリファラー情報として送信する(例:「https://example.com/example.html」からのアクセス→「https://example.com/」のみを送信)。strict-origin
→TLSで保護されたクライアントから信用に値し得ないURLへの送信の際は、リファラーヘッダを削除し、リファラー情報を送信しない。その他の場合は、ドメイン部分のみをリファラー情報として送信する。origin-when-cross-origin
→非同一オリジンからの要請に対しては、ドメイン部分のみをリファラー情報として送信する。同一オリジンからの要請に対しては、リファラー用に削った全部情報を送信する。strict-origin-when-cross-origin
→TLSで保護されたクライアントから信用に値し得ないURLへの送信の際は、リファラーヘッダを削除し、リファラー情報を送信しない。その他の場合で、非同一オリジンからの要請に対しては、ドメイン部分のみをリファラー情報として送信する。その他の場合で、同一オリジンからの要請に対しては、リファラー用に削った全部情報を送信する。unsafe-url
→リファラー用に削った全部情報を送信する。
fetchpriority
→値は下記とおり。デフォルトは、auto
。同種リソース間におけるキャッシュ事前取得の優先度を指定。high
→優先度高。low
→優先度低。auto
→優先度自動。
rel
→値は、rel
属性値の表で「指定可」とされている値とその他。リンク先・リソースとの関係を示す。type
→リンク先又はリソースのMIME typesizes
→rel
属性値がicon
又はapple-touch-icon
の場合にそのサイズを指定する。書式は0を除く非負整数2個の間を大文字又は小文字の「X」で区切る形式(例:16X16
)で、半角スペース区切りで複数指定可能。any
(拡縮可能)も指定可能。rel
属性値がicon
又はapple-touch-icon
でない場合には指定してはならない。as
→値は下記のとおり。読み込むリソースの潜在的目的地を示す。rel
属性値がpreload
又はmodulepreload
でない場合は、指定してはならない(preload
の場合は、必須)。modulepreload
の場合は、audioworklet
、paintworklet
、script
、serviceworker
、sharedworker
、worker
のみ指定可。audio
→音声データ。audioworklet
→audioworkletモジュール。document
→トップレベルのHTML文書など。embed
→embed
要素によるプラグインデータ。font
→CSSの@font-face
によるフォントデータ。frame
→フレームによるHTML文書など。iframe
→iframe
要素によるHTML文書など。image
→画像データ。manifest
→マニフェスト。object
→object
要素によるオブジェクトデータ。paintworklet
→paintworkletモジュール。report
→Content Security Policyのレポート。script
→スクリプト。serviceworker
→serviceworkerスクリプト。sharedworker
→sharedworkerスクリプト。style
→スタイルシート。track
→字幕データ。video
→動画データ。worker
→workerスクリプト。xslt
→XSLTたる変換言語データ。fetch
→空文字列。
rel
属性値がstylesheet
の場合は、title
属性値は、代替スタイルシートのセットを定義する。代替スタイルシートを指定する場合は、title
属性は必須。- 上記以外の場合、
title
属性値は、リンクのタイトルを表す。 imagesizes
属性が指定されている場合は、「非負整数+小文字のw」を指定するimagesrcset
属性が必須。- 「非負整数+小文字のw」を指定する
imagesrcset
属性が指定されている場合は、imagesizes
属性が必須。 rel
属性、itemprop
属性のいずれかが必須で、rel
属性とitemprop
属性の同時指定は不可。href
属性、imagesrcset
属性のいずれかが必須で、href
属性とimagesrcset
属性の同時指定は可。imagesrcset
属性やimagesizes
属性を指定するには、属性値がpreload
のrel
属性及び属性値がimage
のas
属性が必須。
- HTML構文におけるタグの省略
-
- Void elementなので、終了タグはなし。ただし、開始タグの末尾をスラッシュで閉じてもよい(
/>
)。
- Void elementなので、終了タグはなし。ただし、開始タグの末尾をスラッシュで閉じてもよい(
- WAI-ARIA
-
- すべての
role
及びすべてのaria-*
属性は指定不可。 disabled
属性が指定されている場合は、aria-disabled
属性を指定すべきではない。disabled
属性が指定されている場合は、aria-disabled
属性値にfalse
を指定してはならない。
- すべての
- 視覚系ブラウザのデフォルトとして期待されるCSS
-
link {display: none;}
- ユーザーエージェントに対する特記事項
-
hreflang
属性値及びtype
属性値を信頼できる値だとみなしてはならない。- リンク先を追跡するユーザーインターフェースをユーザーに提供することができる。
color
属性、ならびにrel
属性値のmask-icon
及びapple-touch-icon
を、サポートする義務はない。
- 関連仕様
-
RDFaによれば、下記のとおり。
- 意味・用法
-
この要素は、著者がHTML文書と他のリソースとをリンクすることを許す。
私見・補足
HTML文書全体と関連性のあるリンク先・リソースを指定する。
この要素によるリンク情報に基づいて、ブラウザの機能・拡張機能としてナビゲーションを実装することはありうる。例えば、rel
属性値にnext
が指定されている場合に、ブラウザのメニューバー領域に「次の文書へ移動」というメニューを表示するとか。