概要
- 配置できる場所
-
- 上記カテゴリーの要素が置ける場所。
- 内容モデル
-
- Void elementなので、内容はなし。
- 属性
- HTML構文におけるタグの省略
-
- Void elementなので、終了タグはなし。ただし、開始タグの末尾をスラッシュで閉じてもよい(
/>
)。
- Void elementなので、終了タグはなし。ただし、開始タグの末尾をスラッシュで閉じてもよい(
- 視覚系ブラウザのデフォルトとして期待されるCSS
-
embed[hidden] { display: inline; height: 0; width: 0; }
- 視覚系ブラウザにおいて期待されるレンダリング
-
- 置換要素となる。
- プラグインによって描画されるコンテンツを表示。
height
属性値及びwidth
属性値をレンダリングのヒントとして用いる。
- 意味・用法
-
外部のアプリケーションやインタラクティブコンテンツとの結合点を提供する。
この要素は代替コンテンツを持たない。
アクセシビリティ関連
- 代替テキスト:HTML Living Standardでは存在しない。
- 未対応ユーザーエージェント向け代替コンテンツ:HTML Living Standardでは存在しない。
- アクセシビリティ支援技術向け:対応してない場合は、次の項目と同じ状況になると思われる。
- オブジェクトデータがアクセス不能又は対応してない形式の場合:代替コンテンツはない。
- 代替テキストや代替コンテンツがないので、前後にテキストの形でキャプションや説明文を配置すべきである(Techniques for WCAG 2.1 : G82, G92, G94, G95, G100)。
- 特にプラグインによるコンテンツの場合は、キーボード操作だけでそのコンテンツから抜け出せるようにしておくよう配慮すべきである(Techniques for WCAG 2.1 : G21)。
私見・補足
明言はされてないが、この要素はあまり推奨されてない雰囲気ではある。古いウェブサイトのために残されている感じ。
プラグインを利用して表示するアプリケーションやコンテンツを表す。
src
属性値が示すリソースが未対応のプラグインを要求する場合に、当該リソースファイルを直接ダウンロードする選択肢を示すブラウザもあるようだ。
video
要素がサポートしている形式の動画ファイルをembed
要素のsrc
属性値に指定した場合、普通に動画再生できるブラウザもあるようだ。この場合は、video
要素のデフォルトのプレーヤーコントロールが、擬似的なプラグインとして作動しているということになるのだろうか。
audio
要素がサポートしている形式の音声ファイルの場合も同様。
表示確認
- ソース1
-
<embed src="./sample/flash.swf" width="300" height="100" />
- 表示結果1
- ソース2:対応プラグインが存在しない場合
-
<embed src="./sample/dummy.xxxxxx" width="200" height="200" title="dummy.xxxxxxは存在してますが、でたらめなバイナリーファイルです。xxxxxxなんて形式のプラグインはたぶん存在しません。" />
- 表示結果2