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blockquote要素:HTML Living Standard各要素別メモ

概要

カテゴリー
配置できる場所
内容モデル
  • Flow content。引用されたコンテンツを表す。慣例に従って注釈等を追加してもよい。
  • 引用元に関する情報は、外側に配置されなければならない(引用元情報をblockquote要素内容としてならない)。
属性
  • グローバル属性
  • cite→引用元を示すURL。すべてのユーザーが当該URLに容易にアクセスできるわけではないので、引用元の明示にはならない。
HTML構文におけるタグの省略
  • 省略不可。
WAI-ARIA
  • デフォルトroleは、blockquoteデフォルトrolerole属性値に指定することは、推奨されない。
  • デフォルトrole以外では、すべてのroleが指定可能。
視覚系ブラウザデフォルトとして期待されるCSS

  blockquote {
    display: block;
    unicode-bidi: isolate;
    margin-block: 1em;
    margin-inline: 40px;
  }
  
ユーザーエージェントに対する特記事項
  • 何らかの形でcite属性値で示されるURLへのアクセスを可能としてもよい。
意味・用法

引用された一節を表す。

は、原則として引用されたコンテンツでなければならない。

引用たる内容は、一部省略することもできるし、慣例に従って注釈等を追加することもできる。

会話文を表すためにこの要素を用いることは適切でない。

私見・補足

Flow contentレベルでの引用を表す。

Phrasing contentレベルでの引用を表す場合は、q要素を用いること。

会話文にblockquote要素を用いてよいのは、それが引用である場合に限られる。引用でない会話文にblockquote要素を用いてはならない。

引用における一部省略や注釈追加は、文章の分野や言語の慣例的な方法に従った方がいいだろう(「一部省略等の例」を参照)。

一部省略等の例

      <blockquote>
        これがこうであるから、ああなるのであって……(中略)……結局のところ、こうなっていくのであるが、[引用者注:このあとはかすれていて読み取れなかった]
      </blockquote>
      

「……(中略)……」が一部省略部分。末尾の括弧書きが引用者による注釈である。

引用元を示す方法は、下記の方法がありうる。

表示確認

ソース

  Aさんは、その著書において、次のように記述している。
  <blockquote>
    引用文
  </blockquote>
  
表示結果
Aさんは、その著書において、次のように記述している。
引用文