概要
- 内容モデル
-
- Phrasing content。ただし、
dfn
要素を子孫に含んではならない。
- Phrasing content。ただし、
- HTML構文におけるタグの省略
-
- 省略不可。
- 視覚系ブラウザのデフォルトとして期待されるCSS
-
dfn {font-style: italic;}
アクセシビリティ関連
- 専門用語等が想定読者等にとって全く馴染みのないものでその正確な意味を理解してもらわないと困る場合は、定義語としてその定義を説明すべきである(Techniques for WCAG 2.1 : G101, G112, H54)。
- 定義を説明された単語が同一ウェブページ内・同一ウェブサイト内に出てくるときは、その単語に説明文へのリンクを設定して(当該単語を定義語とする
dfn
要素にid
属性値を指定して、それをリンク先にすれば手っ取り早いだろう)、ユーザーが単語の説明に容易にアクセスできるようにすべきである(Techniques for WCAG 2.1 : G55)。
私見・補足
dl
要素による定義づけでは、dt
要素の内容にdfn
要素を含ませる(「定義づけ例1」を参照)。定義づけ例1 <dl> <dt><dfn>定義語</dfn></dt> <dd>説明文</dd> </dl>
p
要素による定義づけでは、その内容テキストの主語にdfn
要素を配置するのが通例だろうか(「定義づけ例2」を参照)。定義づけ例2 <p><dfn>定義語</dfn>とは、文中において何らかの形でその定義が説明される用語である。</p>
section
要素による定義づけでは、その見出したるh1-h6
要素の内容にdfn
要素を含ませることになるだろう(「定義づけ例3」を参照)。定義づけ例3 <section> <h1><dfn>定義語</dfn></h1> <p>説明文</p> </section>
表示確認
- ソース
-
<dfn>定義語</dfn>あるいは<dfn>definition word</dfn>とは、文中において何らかの形でその定義が説明される用語である。
- 表示結果
- 定義語あるいはdefinition wordとは、文中において何らかの形でその定義が説明される用語である。