概要
- 配置できる場所
-
- 上記カテゴリーの要素が置ける場所。
- 内容モデル
- 属性
-
- グローバル属性
cite
→削除理由を説明する参照先のURL。すべてのユーザーが当該URLに容易にアクセスできるわけではないので、理由の明示にはならない。datetime
→削除の日時を表す年月日又は年月日時刻を所定の形式で記述。先発グレゴリオ暦に基づく年月日と24時間制の協定世界時(それができる前の時期においては、世界時1型)の時刻を前提とした「yyyy-mm-ddThh:mm:ssZ」の書式が基本。年は4桁以上(1000未満の場合は頭に0を補って4桁にする)で、1以上でなければならない。月、日、時、分は、2桁(1桁の場合は頭に0を補う)。秒は2桁(1桁の場合は頭に0を補う)で、小数点以下も3桁まで可。年月日と時分秒を区切るのは大文字の「T」か半角スペース。タイムゾーンオフセットは、年月日時分又は年月日時分秒の場合に必須で、大文字の「Z」又は、「+hh:mm」もしくは「-hh:mm」でコロンは省略可(なお、タイムゾーンオフセットに「-00:00」を指定するのは不可)。閏秒の指定はできない。年月日の部分は必須。それに任意で、時分又は時分秒を加える。下記例を参照。2011-10-11
→2011年10月11日2011-10-11T12:00Z
→協定世界時2011年10月11日12時00分2011-10-11 12:00+09:00
→協定世界時に基づく日本時間2011年10月11日12時00分2011-10-11 12:00:00Z
→協定世界時2011年10月11日12時00分00秒2011-10-11T12:00:00.333+0900
→協定世界時に基づく日本時間2011年10月11日12時00分00.333秒
- HTML構文におけるタグの省略
-
- 省略不可。
- 視覚系ブラウザのデフォルトとして期待されるCSS
-
del {text-decoration: line-through;}
- ユーザーエージェントに対する特記事項
-
- 何らかの形で
cite
属性値で示されるURLへのアクセスを可能としてもよい。 - 何らかの形で
datetime
属性値を、ユーザーに対して提示してもよい。
- 何らかの形で
- 意味・用法
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削除部分であることを表す。
del
要素によるマークアップは、暗黙の段落の境界をまたぐべきではない。
私見・補足
該当部分の正誤等にかかわりなく、該当部分の「削除」を表す。
「もはや関連性がなくなった部分、又は、もはや正しくなくなった部分」を表すs
要素と混同しないように注意。
望ましくはない用例だろうが、del
要素で「削除」された部分は今でも正確であったり関連性があったりするかもしれない。それでも、当該HTML文書の作成者は、その部分を「削除」したのである。
一般的な視覚系ブラウザでのデフォルトスタイルは、取消線(いわゆる見え消し。見えないようにしたいなら、スタイルシートで調整する)。
表示確認
- ソース
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<p>規約改訂前</p> <dl> <dt>第○○条(解約)</dt> <dd>1.解約するには、解約届を提出しなければならない。</dd> <dd>2.解約にあたっては、解約手数料を納付しなければならない。</dd> </dl> <hr /> <p>規約改訂後</p> <dl> <dt>第○○条(解約)</dt> <dd>1.解約するには、解約届を提出しなければならない。</dd> <dd><del datetime="2018-05-22" cite="#r20180522">2.解約にあたっては、解約手数料を納付しなければならない。</del></dd> </dl> <hr /> <dl> <dt>改訂履歴</dt> <dd id="r20180522"><time datetime="2018-05-22">2018年5月22日</time>:別途手数料規程を設けたので、基本規約から手数料に関する規定をすべて削除。</dd> </dl>
- 表示結果
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規約改訂前
- 第○○条(解約)
- 1.解約するには、解約届を提出しなければならない。
- 2.解約にあたっては、解約手数料を納付しなければならない。
規約改訂後
- 第○○条(解約)
- 1.解約するには、解約届を提出しなければならない。
2.解約にあたっては、解約手数料を納付しなければならない。
- 改訂履歴
- :別途手数料規程を設けたので、基本規約から手数料に関する規定をすべて削除。