概要
- 配置できる場所
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- 上記カテゴリーの要素が置ける場所。
- 内容モデル
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datetime
属性がある場合は、Phrasing contentdatetime
属性がない場合は、テキスト。ただし、datetime
属性値に要求される所定書式に合致するテキストでなければならない。
- 属性
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- グローバル属性
datetime
→時点・時間等に関する所定書式の値。当該要素の内容がこの所定書式に合致するテキストでない場合は、この属性は必須。- 時点の書式→先発グレゴリオ暦に基づく年月日と24時間制の協定世界時(それができる前の時期においては、世界時1型)の時刻を前提とした「yyyy-mm-ddThh:mm:ssZ」の書式が基本。年は4桁以上(1000未満の場合は頭に0を補って4桁にする)で、1以上でなければならない。月、週、日、時、分は、2桁(1桁の場合は頭に0を補う)。秒は2桁(1桁の場合は頭に0を補う)で、小数点以下も3桁まで可。年月日と時分秒を区切るのは大文字の「T」か半角スペース。タイムゾーンオフセットは、年月日時分又は年月日時分秒の場合に付すもの(必須ではない)で、大文字の「Z」又は、「+hh:mm」もしくは「-hh:mm」でコロンは省略可(なお、タイムゾーンオフセットに「-00:00」を指定するのは不可)。閏秒の指定はできない。具体的な年月日時分秒などを伴わずに、タイムゾーンオフセット単独だけをマークアップすることも可能。下記例を参照。
- 時間の書式→「数値+文字」セットの組み合わせが基本。文字は、「W」(週間)、「D」(日間)、「H」(時間)、「M」(分間)、「S」(秒間)。「P」で始まって時分秒の前を「T」で区切る書式の場合はすべて大文字でなければならず、半角スペース区切りの書式の場合は大文字でも小文字でもよい。数値は非負整数が基本で、秒間の場合のみ小数点以下も3桁まで可。下記例を参照。定数の秒数に換算できないもの(月間、年間など)は、
time
要素でマークアップできない。
- 時点の書式例
2011-10-26T09:52:04Z
→協定世界時2011年10月26日09時52分04秒2011-10-26 09:52:04+09:00
→協定世界時に基づく日本時間2011年10月26日09時52分04秒2011-10-26 09:52Z
→協定世界時2011年10月26日09時52分2011-10-26T09:52+0900
→協定世界時に基づく日本時間2011年10月26日09時52分2011-10-26T09:52:04.333
→2011年10月26日09時52分04.333秒2011-10-26 09:52
→2011年10月26日09時52分2011-10-26
→2011年10月26日2011-10
→2011年10月2011
→2011年2011-W52
→2011年第52週(「W」は必ず大文字。週の始まりは月曜日。当該年の最初の木曜日を含む週が当該年の第1週となり、その前週が前年の最終週となる)10-26
→10月26日18:00
→18時00分17:15:12
→17時15分12秒Z
→標準時+09:00
→標準時から「+9時間」
- 時間の書式例
365D
→365日間23W
→23週間3H
→3時間32M
→32分間75S
→75秒間12H 34M 23.333S
→12時間+34分間+23.333秒間PT12H34M23S
→12時間+34分間+23秒間1w 3d 4h 18m 3.333s
→1週間+3日間+4時間+18分間+3.333秒間P10DT4H18M3S
→10日間+4時間+18分間+3秒間
- HTML構文におけるタグの省略
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- 省略不可。
- 意味・用法
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時点・時間を、当該要素の内容又は
value
属性値により機械可読形式で指定する。
私見・補足
時点・時間を表す。
コンピューター(検索エンジン等のクローラーやブラウザの拡張機能など)に正確な時点・時間として解釈してほしい場合に用いる。ありとあらゆる時間表現をこの要素でマークアップしなければならないわけではない。
何の日時か(開催日とか投稿日とか)を示したい場合は、class
属性にそれらしい属性値を入れるか、title
属性に説明を入れるか、MicrodataやRDFaを用いる。あるいは、当該要素の前後にテキストで記載する。