概要
- 配置できる場所
-
- 上記カテゴリーの要素が置ける場所。
- 意味・用法
-
数式を表す。
- 関連事項
-
当該要素を含むMathML関連要素は、Foreign elementである。
MathML仕様の
annotation-xml
要素がHTML名前空間の要素を子として含むときは、当該要素はFlow contentでなければならない。HTML仕様の要素の子孫の(子孫関係で途中で
math
要素を経由することになると思われるが)MathML仕様のmi
要素、mo
要素、mn
要素、ms
要素、mtext
要素は、HTML名前空間のPhrasing contentの要素を子として含んでもよい。
アクセシビリティ関連
- 代替テキスト:
alttext
属性値。 - 未対応ユーザーエージェント向け代替コンテンツ:
alttext
属性値やaltimg
属性による画像であるが、対応してない可能性が高い。その場合、当該要素の子孫要素の内容テキストだけが表示されるが、それだけでは数式としての意味をなさず代替コンテンツとして機能しない可能性が高い。子孫要素たるannotation
要素又はannotation-xml
要素を利用して、代替コンテンツとして配置すれば、内容テキストだけが表示される状況でも機能しうる。あるいは、視覚系ブラウザの場合は、MathJaxなどのポリフィルを使用して当該要素をなんとしても数式としてレンダリングしてしまう方法もありうる。 - アクセシビリティ支援技術向け:
alttext
属性、altimg
属性、子孫要素たるannotation
要素又はannotation-xml
要素。対応してない場合は、前の項目と同じ状況になると思われる。 - ユーザーエージェントの代替テキストや代替コンテンツへの対応状況は不充分と思われることから、前後にテキストの形でキャプションや説明文を配置すべきである(Techniques for WCAG 2.1 : G82, G92, G94, G95, G100)。
私見・補足
詳細はMathML仕様に従う。
MathML仕様のどのバージョンに従うべきかだが、xmlns
属性値で示される名前空間であるhttp://www.w3.org/1998/Math/MathML
に属するものなら、廃止されてない限りはどれでも準拠ではあるだろう。
未対応ブラウザでもスクリプト等を駆使してレンダリングするMathJaxというライブラリがある(サンプル)。
表示確認
- ソース
-
ルート2: <math alttext="ルート2"> <msqrt> <mn>2</mn> </msqrt> </math>
- 表示結果
- ルート2: